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  短刀 銘 備州長船住景光 鎌倉末期(約680年前) 備前 

新古美術 木堂|商品一覧 短刀 景光

この短刀は備州長船住景光と銘があります。景光は長光の子、左兵衛尉と称し、一説には左衛門尉と言われます。
鎌倉末期の嘉元頃より建武頃まで約30年間の作刀があります。父の長光は刃文の華麗さに、子の景光はその精緻な
地鉄の鍛えに定評があります。

 本作は稀少な鵜の首造りの短刀、表裏腰元に棒樋と添樋を施しますが、表面の添樋は痕跡となっています。小杢目良く詰み
地景入り映り立つ深淵なる地鉄に、匂い口締まり小沸付く細直刃を上品に焼き上げます。帽子は掃き掛け尖り気味に返ります。
本作現状は研ぎ上がりで時代の研ぎ減り、小傷はあります。しかしながら茎の保存状態は良いものです。

 俗名はありませんが、その銘振りは『日本刀備前傳大観』所載339頁の島津家旧蔵の太刀左兵衛尉景光に酷似をしています。また、本作は広島県の昭和26年の登録証で、所謂大名登録と言われるものです。広島県の大名家、公爵子爵などに伝来したと推測される
逸品です。その地鉄は千変万化宇宙の如く感じられ魅了される古雅な名品です。

【種別】短刀 【銘】備州長船住景光
【長さ】24.8 【反り】0.0cm 【目釘穴】1 【元幅】2.7 【元重】0.7
【形状】鵜の首造り 庵棟 
【地鉄】小杢目良く詰み地景入り映り立つ
【刃文】匂い口締まり小沸付く細直刃
【帽子】掃き掛け尖り気味に返る

【茎】生在銘 勝手下がり鑢目 栗尻 小丸棟
【はばき】金着せ銅二重
【登録】昭和26年広島登録

新古美術 木堂|商品一覧 短刀 景光

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